ワイヤーケーブルの腐食モニタリング・評価のための弾性波伝搬特性の評価

書誌事項

タイトル別名
  • Elastic Wave Propagation in Wire Cable for Corrosion Monitoring and Evaluation
  • ワイヤーケーブル ノ フショク モニタリング ・ ヒョウカ ノ タメ ノ ダンセイハ デンパン トクセイ ノ ヒョウカ

この論文をさがす

抄録

ワイヤーケーブルの健全性診断のための基礎的検討として,ワイヤーケーブルを伝搬する弾性波の特性を調べた.引張荷重が負荷されていないワイヤーケーブルを伝搬する弾性波をウェーブレット変換し,群速度分散を調べた結果,素線・ワイヤーケーブルと同径の丸棒のいずれの理論群速度分散曲線とも一致しなかった.引張荷重を負荷したワイヤーケーブルで同様の実験を行った結果,2つの波束を有する波形が検出された.検出波の振幅は荷重が増加するほど大きくなったが,増加割合は波束ごとに異なっていた.また,検出波は負荷荷重が増加すると,後半の波束の分散はワイヤーケーブルと同径の丸棒のF(1,1)モードの理論群速度分散曲線と一致することがわかった.

収録刊行物

参考文献 (4)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ