三宅島における通信設備用つり線の長期暴露試験結果

  • 中村 真理子
    日本電信電話株式会社 環境エネルギー研究所
  • 齋藤 博之
    日本電信電話株式会社 環境エネルギー研究所
  • 東 康弘
    日本電信電話株式会社 環境エネルギー研究所
  • 澤田 孝
    日本電信電話株式会社 環境エネルギー研究所
  • 半田 隆夫
    日本電信電話株式会社 環境エネルギー研究所
  • 工藤 保
    東日本電信電話株式会社 技術協力センタ
  • 渡辺 正満
    東日本電信電話株式会社 技術協力センタ
  • 松本 守彦
    東日本電信電話株式会社 技術協力センタ

書誌事項

タイトル別名
  • Atmospheric Corrosion of Steel Telecommunication Wire Strands Exposed in Miyake Island

抄録

通信線路設備は,鉄鋼などの金属で構成されている.鋼より線の防食対策のために,Zn被覆が利用されてきた.しかしながら,海岸地域において,Zn被覆鋼より線の腐食が認められた.これは,海から飛来してくる海塩粒子が鋼より線の表面に付着することが原因であると考えられている.そこで,海塩粒子から防食するために,Znより耐食性の高いAlが用いられるようになったが,海岸近傍においてはAl被覆においても腐食が起こる事態となった.この現象は,従来の研究によれば,雨水を防ぐために巻かれているシーリングテープと鋼より線のすき間が原因とされている.日本は,海に囲まれた地理的条件下にあるため,最も効果的な被覆方法についての検討が求められる.そこで,3種類の被覆を施した鋼より線を,23年間三宅島において暴露試験を実施することにより,有効な防食対策について検討を行った.

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (6)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001206259702912
  • NII論文ID
    130004503102
  • DOI
    10.3323/jcorr.60.411
  • ISSN
    18819664
    09170480
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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