若年女性の肌状態と栄養素等摂取,代謝,自律神経活動の関連

  • 永井 成美
    兵庫県立大学環境人間学部食環境栄養課程 岡山県立大学保健福祉学部栄養学科
  • 菱川 美由紀
    岡山県立大学保健福祉学部栄養学科
  • 三谷 信
    ポーラ化成工業株式会社健康科学研究所
  • 中西 類子
    ポーラ化成工業株式会社健康科学研究所
  • 脇坂 しおり
    岡山県立大学保健福祉学部栄養学科 兵庫県立大学大学院環境人間学研究科
  • 山本 百希奈
    岡山県立大学保健福祉学部栄養学科
  • 池田 雅子
    岡山県立大学保健福祉学部栄養学科
  • 小橋 理代
    岡山県立大学保健福祉学部栄養学科
  • 坂根 直樹
    独立行政法人国立病院機構京都医療センター臨床研究センター予防医学研究室
  • 森谷 敏夫
    京都大学大学院人間・環境学研究科応用生理学研究室

書誌事項

タイトル別名
  • Skin Condition and Its Associations with Nutrient Intake, Energy Expenditure and Autonomic Nervous System Activity in Young Women
  • ジャクネン ジョセイ ノ ハダ ジョウタイ ト エイヨウソ トウ セッシュ タイシャ ジリツ シンケイ カツドウ ノ カンレン

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説明

本研究の目的は, 若年女性の肌状態に栄養, 生理学的要因が関与するかどうかを検討することである。横断的研究として, 肌状態, 生理学的検査, 2日間の食事調査, 精神状態, ライフスタイルに関するデータを皮膚疾患のない54名 (2022歳) の女子学生より得た。肌状態と生理学的検査項目 (体温, エネルギー消費量, 自律神経活動) は非侵襲的手法により測定した。統計解析の結果, 角層細胞面積とエネルギー代謝, 角層水分量とビタミンA・B1摂取量, 交感神経活動指標に関連が認められた。バリア機能の指標である経皮水分蒸散量と炭水化物, ビタミンB1, 野菜摂取量にも関連が認められた。また, 肌状態はメンタルな面や自宅での冷暖房使用とも関連していた。以上の結果から, 若年女性の肌状態には栄養的な因子とともに活発な代謝と自律神経活動が関与することが示唆された。

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参考文献 (33)*注記

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