カボチャの種間交配における種子の発育不全と雑種植物作出技術

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タイトル別名
  • Seed Abortion and Techniques for Obtaining Hybrids in Interspecific Crosses of <i>Cucurbita</i>
  • カボチャの種間交配における種子の発育不全と雑種植物作出技術〔英文〕
  • カボチャ ノ シュカン コウハイ ニ オケル シュシ ノ ハツイク フゼン ト
  • Seed Abortion and Techniques for Obtaining Hybrids in Interspecific Crosses of Cucurbita

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抄録

栽培カボチャの自殖と種間交配を行い, 種子の発育について調査した. 種間交配では, 胚乳の生長は自殖の場合に似ていたが, 胚の生長は自殖よりも劣った. 正常な受精後の胚の生長にみられる自殖と種間交配との違いは, 胚と胚乳の和合性の差異にもとづくものと思われる.<br>同じ組合せの種間交配でも, 親の品種により種子の発育に大きな違いを生じた. 種間交雑の成功には, 品種間差異がある.<br>5～6mmの自殖胚の胚培養には, 無機成分1/2濃度•有機成分標準•シュクロス5g/lのMS培地が適していた. この培地は1～2mmの種間交雑胚の培養にも適用できる. 親品種の選択と胚培養技術を活用することで, カボチャの種間雑種を効率よく作出できる.

収録刊行物

  • 園芸学会雑誌

    園芸学会雑誌 55 (4), 455-460, 1987

    一般社団法人　園芸学会

被引用文献 (3)*注記

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参考文献 (9)*注記

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