ブルーベリーのクロロシス発生に及ぼす培養液pH並びに窒素形態の影響

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タイトル別名
  • Effect of pH and N Form on the Development of Chlorosis in Rabbiteye Blueberry
  • ブルーベリー ノ クロロシス ハッセイ ニ オヨボス バイヨウエキ pH ナラ

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抄録

ブルーベリーのクロロシス発生に及ぼす窒素源そのものの影響を明らかにするため, 培養液pHを4と6,N源をNH4, NH4NO3, NO3に変え, ラビットアイ•ブルーベリーを水耕した. 培養液pHは1日1回調節した.<br>処理後2ないし3週間経過すると, pH6のNH4区とNH4NO3区の新葉にクロロシスが発生した.pH6のNO3区とpH4の各N源区では実験終了時までクロロシスは発生しなかった. 地上部, 根の生育は共に pH6では, pH4に比べて劣った. 新しい茎葉乾物重はpH4ではNO3区よりNH4区で多かったが, pH6ではN源間に有意差は認められなかった.<br>新葉Fe濃度はクロロシス発生個体と健全個体との間に有意差は認められなかったが, クロロフィル含量との間には有意な相関が認められた. 葉中P濃度, P/Fe比は健全個体に比べ, クロロシス発生個体で高かった.

収録刊行物

  • 園芸学会雑誌

    園芸学会雑誌 58 (1), 63-67, 1989

    一般社団法人 園芸学会

被引用文献 (3)*注記

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参考文献 (7)*注記

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