各種塩類が土耕におけるメロンの耐塩性に及ぼす影響

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タイトル別名
  • Salt Tolerance of Muskmelons as Affected by Various Salinities in Soil Culture
  • 各種塩類が土耕におけるメロンの耐塩性に及ぼす影響〔英文〕
  • カクシュ エンルイ ガ ドコウ ニ オケル メロン ノ タイエンセイ ニ オヨ

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抄録

メロンの耐塩性と塩の種類との関係を明らかにするため, 土耕により本実験を行った. 塩類源として実験Iでは, 海水, NaCl, Na2SO4, MgCl2を, 実験IIでは,MgSO4を用いて, 浸透ポテンシャルをそれぞれ-0.95(MgSO4のみ), -1.20, -1.70, -2.70 bar とし, 基本培養液で育てた対照区 (-0.70 bar) と生育を比較した. 果実新鮮重と全植物体乾物重は, 対照区で最大となり, 処理培養液の浸透ポテンシャルが低下するにつれて, それぞれの塩類源で減少した. 対照区を100%とした場合, -2.70 bar 区の果実新鮮重は, 海水で61.3%,NaCl で55.7%, Na2SO4で63.2%, MgCl2で54.0%, MgSO4で35.9%となった. MgSO4では, 定植後60日までに大部分の株が枯死した. その他の塩類では枯死した株はなかった. 本実験における生育は, 対照区で最大となり, 次に海水, NaCl, Na2SO4, MgCl2で同程度に抑制され, MgSO4で最も抑制された. 葉及び土壌溶液中の Na, Mg, Cl, SO4含量は, それぞれの処理区で処理培養液の浸透ポテンシャルが低下するにつれて増加する傾向を示した. 処理培養液の浸透ポテンシャルが低下すにつれ, 土壌溶液のEC値は増加し, 浸透ポテンシャルは減少した.

収録刊行物

  • 園芸学会雑誌

    園芸学会雑誌 52 (4), 420-428, 1984

    一般社団法人　園芸学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (14)*注記

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