癌の細胞学的研究

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書誌事項

タイトル別名
  • CYTOLOGICAL STUDIES OF TUMORS
  • XXIV. シロネズミ腹水肝癌 (H-17) の異代移植中にみられた腫瘍の性状の変化
  • XXIV. AN AZO-DYE INDUCED ASCITES HEPATOMA OF THE RAT, WITH SPECIAL REMARKS ON TRANSITIONAL CHANGES OF NEOPLASTIC CHARACTERS IN THE COURSE OF SERIAL TRANSFERS

抄録

p-Dimethylaminoazobenzene 経口投与により高度の純系シロネズミ Wistar-King A系(F153) に発生した腹水肝癌 (H-17) の累代移植中にみられた肝癌島の性状, 移植性, 生存日数, 染色体数の変化について調査した。<br>約90代 (2年間) の累代移植中にその移植率は次第に増加したが腫瘍動物の平均生存日数は必ずしも移植率の増大と平行して減少しなかった。また, 肝癌島の性状も次第に変化し, その大きさは累代移植とともに小さくなった。一方, このような変化と平行して染色体数の変異の幅が次第に狭くなり高い mode を示すようになった。

収録刊行物

  • 癌 49 (4), 331-340_2, 1958

    日本癌学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001206304135808
  • NII論文ID
    130007308258
  • DOI
    10.20772/cancersci1907.49.4_331
  • ISSN
    0016450X
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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