核医学の現状と展望

書誌事項

タイトル別名
  • Current Status of Nuclear Medicine
  • カク イガク ノ ゲンジョウ ト ショウライ ソウセツ

この論文をさがす

説明

核医学の現状と展望を1) in vivo診断, 2)測定機器, 3)放射性医薬品, および4) in vitro検査などについて概説を加えた.<br>わが国におけるin vivo nuclear medicineの件数は米国の1/10以下であるが, 生長率は高く, 米国の10%に対し25%を示している. 一方in vitro nuclear medicineの件数は米国の1/6以下であるが, 生長率は米国の12%に対し35%の高率を示している.<br>核医学機器については, γカメラ, 心臓核医学に利用されているsimple probe system, Emission CT (E-CT)について述べた. なおE-CTは大きく分けてsingle photon CTとpositron CTとがある.<br>現在の核医学的検査法の中で最も注目を集めているのは, 数年来の心臓核医学の進歩であるといつても過言ではない. そこで, 空間的イメージング系としての第一回循環法および平衡計測法と時間的イメージング系について述べた.

収録刊行物

  • 医療

    医療 32 (10), 1171-1176, 1978

    一般社団法人 国立医療学会

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ