The Report on Leprosy Survey in Okinawa

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Other Title
  • 沖縄県における地域別らい調査報告
  • オキナワケン ニ オケル チイキベツライ チョウサ ホウコク 2 ヨナグニジマ
  • 2. Leprosy in Yonaguni Island
  • 2. 与那国島のらい

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Abstract

与那国島は沖縄県でも最もらいの濃厚な地域で, 昭和50年の有病率は17.65%, 罹患率は0.929‰である. 本島のらいの疫学的状況を調査するため昭和48年6月学童検診を行い, 小学生に4.65‰の発見率を見た. さらに与那国島の疫学的状況を昭和10年より昭和50年までのデータを分析すると, 昭和45年ころより起つた人口の過疎化現象に伴つて, 若干の疫学的状況の変動が起つていることに気付く. すなわち昭和45年以前の疫学的パターンは与那国でらいに感染して, 与那国で発病するという型であつたが, 昭和45年以後は感染は与那国で, 発病は沖縄本島の那覇市を中心とする都市地域で起るというパターンに変つた. この現象は沖縄のらい問題がRuralの問題からArbanの問題に変りつつあることをよく象徴的に示している.

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