茶園におけるチャトゲコナジラミの捕食性天敵クロツヤテントウの予察灯と黄色粘着トラップによるモニタリング

  • 小澤 朗人
    静岡県農林技術研究所茶業研究センター
  • 内山 徹
    静岡県農林技術研究所茶業研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • Monitoring of the ladybird beetle <i>Serangium japonicum</i> Chapin: a potential predator of the tea spiny whitefly, <i>Aleurocanthus camelliae</i> Kanmiya and Kasai, using a light trap and yellow sticky traps in tea fields
  • サエン ニ オケル チャトゲコナジラミ ノ ホショクセイ テンテキ クロツヤテントウ ノ ヨサツトウ ト キイロ ネンチャク トラップ ニ ヨル モニタリング

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説明

静岡県の茶園においてチャトゲコナジラミの捕食性天敵であるクロツヤテントウの発生消長を予察灯と黄色粘着トラップを用いて2013年と2014年の2年間調査した。クロツヤテントウの成虫は予察灯に頻繁に誘殺され,予察灯によるモニタリングが可能であった。また,黄色粘着トラップにも誘殺されたが,1枚当たりの総捕獲数は予察灯よりは少なかった。予察灯による1日最多誘殺数は2013年が191頭,2014年は14頭,黄色粘着トラップの1枚1日当たりの最多捕獲数は2013年が0.2~1.0頭,2014年は0.2~0.8頭であった。予察灯,黄色粘着トラップともに,6月と8月にピークを持つ年間2山型の消長パターンを示した。茶園における本種の年間発生世代数は2世代と推定された。

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参考文献 (2)*注記

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