家庭で作られるケフィールの細菌汚染状況

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書誌事項

タイトル別名
  • Bacterial Contamination in Homemade Kefir.

抄録

一般家庭から持ち込まれたケフィールおよびケフィール粒の汚染細菌の検出ならびに検査依頼主へのアンケート調査を行い, 以下の結果を得た.<BR>(1) 全検査検体 (90例) のうち11例 (12.2%) から大腸菌群が検出され, 菌種としてはKlebsiella aerogenes I (II例), Klebsiella aerogenes II (2例), Citrobacter freundii I (3例), Escherichia coli III (1例) であった.<BR>(2) 検出された大腸菌群の菌数は最少のものが60個/g, 最多が520,000個/gであった.<BR>(3) ケフィールからの大腸菌群の検出状況と季節との間には明確な相関は認められなかった.<BR>(4) 大腸菌群の検出された検体 (11例) および一部の検体 (3例), 合計14例からはサルモネラは検出されなかった.<BR>(5) アンケート結果からみて, ケフィールを作る際に使う器具や容器の消毒は, 一般家庭では必ずしも十分に行われているとは言い難い.

収録刊行物

  • 日本家政学会誌

    日本家政学会誌 46 (9), 881-883, 1995

    一般社団法人 日本家政学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001206332500224
  • NII論文ID
    130003705776
  • DOI
    10.11428/jhej1987.46.881
  • ISSN
    18820352
    09135227
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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