19 世紀後期イギリスにおける合理服協会の衣服改革

書誌事項

タイトル別名
  • Clothing Reforms Proposed by the Rational Dress Society in Late 19th-Century Britain: From The Rational Dress Society's Gazette
  • 19世紀後期イギリスにおける合理服協会の衣服改革--The Rational Dress Society's Gazetteから
  • 19セイキ コウキ イギリス ニ オケル ゴウリフク キョウカイ ノ イフク カイカク The Rational Dress Society s Gazette カラ
  • —The Rational Dress Society's Gazette から—

この論文をさがす

説明

19世紀後期イギリスで、衣服改良を目的として設立させた合理服協会の活動と理念を明らかにし、19世紀後期イギリスの女子服の変化の過程を考察することを目的とした。資料としては、合理服協会が発行していたThe Rational Dress Society’s Gazetteをとりあげた。結果として、合理服協会は、合理的な服とは健康的であり快適であり、美しい服であるという理念のもと、衣服改革の促進を目的として活動していたことが分かった。また、講演会を通して啓蒙を進めており、また具体的なデザインを発表し着用を推進していたことも分かった。合理服協会の衣服改革は着用する女性だけではなく、男性に対する意識改革であったともいえ、19世紀後期イギリスにおいて、衣服を通して新たな意識を提示したと考えられる。

収録刊行物

  • 日本家政学会誌

    日本家政学会誌 59 (5), 313-319, 2008

    一般社団法人 日本家政学会

参考文献 (22)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ