乳幼児の睡眠
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- 神川 康子
- 富山大学教育学部
書誌事項
- タイトル別名
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- Sleep of Infant
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説明
乳幼児のすこやかな眠りを促すことにより, 乳幼児をもつ家庭の家族員, とくに母親の夜間睡眠を効果的なものとし, 家族の充実した日常生活を保障していく目的で乳幼児の睡眠について解明することを事例的に試みた.結果を示すと図12のようになる.<BR>これらの結果から, 乳幼児の睡眠をより深く安定したものとしていくために効果的な試みとして, つぎの二つのことがらがあげられる.ひとつは, 乳幼児の生活リズムの形成である.たとえば, 規則的に昼寝や夜間睡眠をとることや食事 (または哺乳) をとるように心がけること.そしていまひとつ重要なことは, 母と子, または家族どうしの安定した精神的生活により得られる, 子どもの情緒の安定であると考えられる.そのためにも, 母親や周囲の家族が, 乳幼児の成長・発達に伴う, 生活や睡眠の変化について深く理解をするよう心がけることが必要であると思われる.<BR>本報告は事例研究であるので, 現在, この結果に基づいて, 乳幼児の睡眠に関する調査票を作成し, 乳幼児をもつ家庭の実態を調査し, さらに結果の検証を行っている.<BR>本研究は概要を昭和57年度日本家政学会年次大会 (第34回) において発表した.
収録刊行物
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- 家政学雑誌
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家政学雑誌 36 (12), 985-992, 1985
一般社団法人 日本家政学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206334106624
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- NII論文ID
- 130003869133
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- ISSN
- 18847870
- 04499069
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可