行政保健師が職域との連携の創出に用いた技術

書誌事項

タイトル別名
  • Public Health Nurse Techniques for Facilitating Collaboration in Occupational Health Activities
  • ギョウセイ ホケンシ ガ ショクイキ ト ノ レンケイ ノ ソウシュツ ニ モチイタ ギジュツ

この論文をさがす

抄録

〈背景・目的〉 わが国の健康づくり施策において地域保健活動と職域保健活動との連携が提唱されているが, その取り組みは充分でなく, 方法も明らかにされていない. そこで, 地域保健を担う行政保健師が職域保健活動との連携創出に用いた技術を明らかにすることを目的とした. 〈対象と方法〉 地域職域保健の連携実績がある行政保健師11名を対象に半構成面接を行い, 連携活動の過程にそって実施した行為を抽出し, 質的帰納的に分析した. 〈結 果〉 【I 地域職域連携活動の創出に向けて始動する】, 【II 地域職域連携活動に必要な体制を構築する】, 【III 職域との信頼関係を築く】, 【IV 事業所・労働者の実態を把握する】, 【V 連携事業を展開する】, 【VI 地域職域連携事業を評価し展望する】という6つの過程と各々で用いる具体的な技術が見出された. 〈結 語〉 行政保健師は, 6つの過程を相互に関係させながら職域保健活動との連携を創出することが明らかになった.

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ