一企業における禁煙指導とアンケートからの喫煙者実態把握

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タイトル別名
  • Non-smoking Instruction at a Private Company and Understanding of Smokers' Actual Situations Based on a Questionnaire
  • イチ キギョウ ニ オケル キンエン シドウ ト アンケート カラ ノ キツエンシャ ジッタイ ハアク

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抄録

禁煙支援に取り組んでいる事業場は, 12.2%と低い現状がある. 本研究は, 一企業において男性喫煙者117人にコストを掛けない禁煙指導を実施し, 指導前後のアンケートより喫煙者の実態把握を行った.<br>96人の有効回答者をニコチン依存度テスト判定基準の3点以下を「低値群」, 4点以上を「中・高値群」とし, また, 禁煙希望の有る者を「関心期」, 無い者を「無関心期」に区分して各々両群間を比較した.<br>各々の2群間で禁煙成功者の有意差は無かったが, ニコチン依存度テストの「低値群」と「中・高値群」では, 喫煙理由の気持ちが落ち着くや禁煙経験などに違いがあった. また, 「関心期」と「無関心期」では, 身体に悪い, お金が掛かる, 体臭や口臭などの禁煙希望理由の違いが明らかとなり, 今後の禁煙指導のアプローチ法を再考する資料となった.

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