手術支援ロボット手術(da Vinciサージカルシステム)の大腸癌手術への導入

書誌事項

タイトル別名
  • Introduction of the Robotic Surgery (da Vinci Surgical System) for Colorectal Cancer
  • 症例報告 手術支援ロボット手術(da Vinciサージカルシステム)の大腸癌手術への導入
  • ショウレイ ホウコク シュジュツ シエン ロボット シュジュツ(da Vinci サージカル システム)ノ ダイチョウ ガン シュジュツ エ ノ ドウニュウ

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説明

当院は2011年11月, 前立腺全摘出術に手術支援ロボット手術を導入した. 今回, ロボット手術を大腸癌へ導入した. 国内の主要3施設の手術見学後, 動物を用いた実習後, 看護師, 臨床工学士とともに静岡がんセンターに手術見学を行い, certificationを取得した. 院内の倫理委員会で, ロボット手術の大腸癌手術への導入の承認を得た. 症例は67歳, 男性. S状結腸のIsp病変に対して内視鏡下粘膜切除術を施行した結果SM浸潤1,000μm以上, 垂直断端陽性のため追加手術を施行した. 経験豊富な指導者を招聘し手術を施行した. 6点ポートで, 上方郭清および下行結腸からS状結腸を剥離受動するstageIと骨盤操作のstageIIに分けてアームの位置を変更した. 左結腸動脈温存のD3郭清を行い, 直腸腸間膜の処理までロボット支援下に行った. 手術時間6時間54分, ロボット支援下手術時間4時間43分, 出血量10 mlであった. 合併症なく, 術後8日目に退院となった.

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参考文献 (5)*注記

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