<i>Microdochium nivale </i>によるコムギ赤かび病に対する効果的な防除のためのクレソキシムメチル水和剤の散布時期

書誌事項

タイトル別名
  • Spray Timing of Kresoxim-methyl for Effective Control to Wheat Scab Caused by <i>Microdochium nivale </i>
  • Microdochium nivaleによるコムギ赤かび病に対する効果的な防除のためのクレソキシムメチル水和剤の散布時期
  • Microdochium nivale ニ ヨル コムギ セキカビ ビョウ ニ タイスル コウカテキ ナ ボウジョ ノ タメ ノ クレソキシムメチル スイワザイ ノ サンプ ジキ

この論文をさがす

抄録

<p>M.nivale によるコムギ赤かび病をより効果的に防除するために,薬剤の散布回数および効果的な薬剤散布体系を検討した.開花始期から1 週間間隔で本菌に対し卓効を示すクレソキシムメチル水和剤(以後KM)を1~3 回散布し防除効果を比較したところ,2 回散布で高い効果が認められ,3 回散布と大きな差は認められなかった.次に,散布回数を2 回としたときのKM の効果的な散布時期について,KM と,本菌に対する効果はやや低いがDON 汚染低減効果の高いテブコナゾール水和剤(以後TB)を用い,両剤の散布時期を変えた散布体系の防除効果を,ポット試験および圃場試験で検討した.また,圃場試験の結果については,メタ・アナリシスによって統合評価した.その結果,M. nivale による赤かび病の防除には,開花始期に散布する薬剤の効果の影響が大きく,KM を開花始期に散布することでより高い防除効果が期待できることを明らかにした.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ