<b>モモホモプシス腐敗病に対する各種殺菌剤の残効性 </b>

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タイトル別名
  • Residual Effects of Various Fungicides on Phomopsis Rot Caused by Phomopsis sp.
  • モモホモプシス腐敗病に対する各種殺菌剤の残効性
  • モモホモプシス フハイビョウ ニ タイスル カクシュ サッキンザイ ノ ザンコウセイ

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抄録

<p>リンゴとモモが混在する園地における共通防除体系の確立を目的として,リンゴとモモを適用作物とする殺菌剤の中から,モモホモプシス腐敗病に対して残効性の長い薬剤を選抜した.15 日間隔の薬剤防除試験では,イミノクタジンアルベシル酸塩水和剤とピラクロストロビン・ボスカリド水和剤は対照のベノミル・TPN 水和剤に比べて優る防除効果が認められた.薬剤散布後の果実を一定期間自然感染させる曝露試験では,15 日間の曝露期間では両剤ともに高い防除効果が認められたが,20 日間ではピラクロストロビン・ボスカリド水和剤の防除効果が劣る事例もあった.ピラクロストロビン・ボスカリド水和剤の有効成分の果実表面単位面積あたり付着量は散布直後に比べて,散布10 日後,15 日後,20 日後にピラクロストロビンは93.5%,75.8%,27.5%,ボスカリドは99.4%,83.2%,28.4%に減衰した.</p>

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