コアオメクラガメによるキクの吸汁害発生の特徴

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タイトル別名
  • Damage to Chrysanthemum by Sucking of a Plant Bug, <I>Lygocoris lucorum</I> (Meyer-Dür) (Hemiptera: Miridae)
  • ナス ノ ミカン キイロ アザミウマ ニ タイスル コンチュウ ビョウゲン シジョウキン Metarhizium anisopliae セイザイ オ リヨウ シタ ボウジョ

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抄録

コアオメクラガメLygocoris lucorum (Meyer-Dür) によるキクの被害は頂部未展開葉または若い葉以外の葉では認められず, また, 被害が発生しにくい品種が存在した。被害の発現を葉の硬さとの関連で検討した結果, 下位葉ほど硬く, 同じ品種でも生育後期に展開した葉ほど硬かった。また, 同じ時期でも被害のみられなかった品種の葉は, 他の品種の葉よりも硬く, これらの結果から本種による被害はキクの葉が硬い条件では発生しにくいことがわかった。幼虫による被害を観察したところ, 被害は2齢以降の幼虫の加害により発現することが認められた。2齢のステージから同じ株を加害し続けた場合, 約1ヵ月後には頂部の枯死が認められた。

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