福島県におけるナミハダニの薬剤感受性の実態

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タイトル別名
  • Susceptibility of the Two-spotted Spidermite, <I>Tetranychus urticae</I> Susceptibility of the Two-spotted Spidermite, Tetranychus urticae
  • 2. Susceptibility of the Local Populations to Some Acaricides
  • 第2報数種殺ダニ剤に対するナミハダニ地域個体群の感受性

抄録

県内33地点から採集したナミハダニ個体群について主要殺ダニ剤に対する感受性を検討した。その結果, フェンピロキシメート (5%水和剤) およびピリダベン (20%水和剤) の殺成虫力は, 採集した地域によって感受性が異なる傾向が認められた。また, フェンピロキシメートに対する感受性が低下している個体群では, ピリダベンでも感受性が低下している傾向が認められ, 有意な相関が得られた (r=0.79)。しかし, 寄生樹種と感受性の関係には, 一定の傾向は認められなかった。<BR>一方, フェンピロキシメートおよびピリダベンの殺卵率はいずれの個体群でも高く, 感受性の低下は認められなかった。しかしヘキシチアゾクス (10%水和剤) では, 殺卵率が50%に達しない個体群が半数みられ, 本剤の殺卵力は顕著に低下していると考えられる。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001206345593600
  • NII論文ID
    130004113414
  • DOI
    10.11455/kitanihon1966.1994.202
  • ISSN
    21854114
    21854149
    0368623X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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