新簡易機械集材法(岩大方式) (II)

書誌事項

タイトル別名
  • Eine neue Methode des Holzrückens mit leichter Kurzstreckenseilförderanlage (Iwate-Universität-System=(Iw. U. S.) (II)
  • ホンシュウザイホウ ニ カンスル リキガクテキ コウサツ
  • 本集材法に関する力学的考察
  • Dynamische Bedeutungen dieses Systems (Iw. U. S)

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説明

この報告では,本法専用の風力ガバナ設計ならびに使用上必要となる力学的諸関係について説明する。<br> 1) 索の張力には,架空索理論における要因(荷重,中央垂下比,索傾斜角など)と,材の地面摺動運動に関する要因(材と地面の間の摩擦係数,材の地面に対するつり上げ角度,材の重心位置,地面勾配など)の両者が複雑に関係するが,その近似解は, (5)~(10) 式のようになるものと考えられる。この場合, 1例として,残る要因を一定に保ち,索張力比(索張力と木材重量の比)を,索傾斜角α,地面傾斜角βの組み合わせ相関で示せば, Abb. 2~4のようになる。したがって,風力ガバナに作用する外力は運転抵抗を別にして,同様にAbb. 5のように表現される。<br> 2) 外力と風力ガバナの制御トルクバランスは, (17) 式で示される。その際の外力トルク,風力ガバナ用ミッションの増速比,風車軸回転数ならびに索速度の関係は,運転抵抗を除き,理論上Abb. 7のようには握できる。したがって,風力ガバナを設計する場合は,あらかじめ設計条件にもとづき,同様の図を作製し,前記の力学的諸関係とあわせ,その機能を十分検討しておくべきことが知れる。

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