夏期の温度および日長がサザンカの開花に及ぼす影響

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タイトル別名
  • Effects of temperature and photoperiod in the summer on the flowering of <i>Camellia hiemalis</i> NAKAI
  • カキ ノ オンド オヨビ ニッチョウ ガ サザンカ ノ カイカ ニ オヨボス

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抄録

サザンカの開花に及ぼす初夏以降の温度の影響を調べる目的で, 3年生のサザンカを6月5日から25°Cに0, 15, 30, ならびに45日間置き,その後18°Cの条件へ移動させた。この結果, 25°Cの期間が長くなるほど開花率が高くなった。一方,同様の日程で18°Cから25°Cに移動させる実験を行ったところ, 10月中旬にはすべての花芽が落下し,開花はみられなかった。そして,生殖にかかわる雄ずい,雌ずいの発達は8月中旬までの積算温度と正の相関関係にあった。また,野外において, 6月5日から日長を8, 20時間に調節し,自然日長と比較して,開花と日長の関連について検討したところ,短日区で開花が早くなったが開花率は日長の影響を受けなかった。

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