RAPDマーカーによるスギカミキリ抵抗性個体の識別

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タイトル別名
  • Discrimination of Bark Borer-Resistant Clones of Cryptomeria japonica Using RAPD Markers.
  • RAPD マーカー ニ ヨル スギカミキリ テイコウセイ コタイ ノ シキベツ

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抄録

1998年および2001年に公表されたスギカミキリ抵抗性38個体について, 個体管理に有効なRAPD (random amplified polymorphic DNA) マーカーの開発を試みた。100プライマーについてスクリーニングを行った結果, 18プライマーから25の多型フラグメントを検出できた。得られたフラグメントは全て明瞭であり, 2度反復してRAPD分析を行うことによって再現性を確認した。これらのマーカーを利用して個体識別を行った結果, 38個体のうち34個体の識別が可能であり, 残りの4個体は全て同じパターンを示した。識別できなかった4個体は非常に近縁である可能性が示唆された。また,各18プライマーの個体識別能力を評価した結果, 3プライマーが0.5以上の比較的高い数値を示した。

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