ランニングスカイライン式架線よりなるH型架線の静力学的問題

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タイトル別名
  • Mechanics of the H type cable crane composed of two sets of running skyline cranes
  • ランニングスカイライン式架線よりH型架線の静力学的問題
  • ランニングスカイラインシキ カセン ヨリ Hガタ カセン ノ セイリキガクテキ

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説明

研究の対象とした架線は,エンドレス索・荷上げ索・搬器よりなるランニングスカイライン式架線を左右の縦架線とし,これらの荷掛けフックを結合し,その結合点で荷重を吊るという構造のH型架線であり,これは左右のエンドレス索の接続方法により,直列型と並列型とに区別される。すなわち,直列型は,左右のエンドレス索を接続して1本のエンドレス索とし, 1個の駆動シーブで左右の搬器の走行操作を行なうものであり,並列型は,左右のエンドレス索を別個のシーブで駆動するものである。この架線の静力学的な問題として, (1) 荷重位置によるエンドレス索張力の変化状況, (2) 空フック降下に必要なフック重量, (3) エンドレス索の張力に対する安全条件より定まる積載荷重などをとりあげ,理論的に検討した。直列型と並列型とでは,張力変化状況のパターンが異なり,支間傾斜が過大でない場合に,直列型は並列型よりも積載荷重を大きくすることがでぎる。直列型は,支間長が長い場合にいっそう有利となる。

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