モーメントによる樹幹形の表現
書誌事項
- タイトル別名
-
- An expression of stem-form by the moments
- モーメント ニヨル ジュカンケイ ノ ヒョウゲン
この論文をさがす
説明
樹幹形は,幹軸上のそれぞれの位置に垂直に立てた直径(または半径)の系と考えることができる。そして,数学的にはこの系は幹軸上の質量分布と等価である。したがって樹幹形をこの軸上の質量分布と認識することができる。モーメント問題によって一つの軸上における質量分布はそのモーメントを決定し,また逆もなりたつ。そこでただちに樹幹形をその各次のモーメントによって一意的に決定することができる。 γ次までのモーメントから導かれた樹幹形はγ次の多項式であり,それはLAGRANGEの提案による補間公式そのものである。この多項式の各係数はすべてγ次までのモーメントによって決定される。モーメントの線形性によって,平均の樹幹形は各次のモーメントの期待値によって表わされる。したがって異なったグループについて樹幹形を比較する場合には,直接にこれらのモーメントをそれぞれ比較すればよい。
収録刊行物
-
- 日本林學會誌
-
日本林學會誌 63 (10), 354-358, 1981
日本森林学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001206359696384
-
- NII論文ID
- 110002840798
-
- NII書誌ID
- AN00198561
-
- ISSN
- 21858195
- 0021485X
-
- NDL書誌ID
- 2330821
-
- データソース種別
-
- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可