点格子法による平均到達距離推定値の誤差
書誌事項
- タイトル別名
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- Expected error in the mean access-distance estimated by the point-grid method
- テン コウシホウ ニ ヨル ヘイキン トウタツ キョリ スイテイチ ノ ゴサ
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抄録
点格子法というのは,林道網の地図を適当な間隔Sの点格子で覆い,開発対象地の内部にある格子点jの到達距離dj (点jより林道までの至近距離)をすべて測定し,開発対象地の到達距離の平均値dmの推定値をE[dm]=∑Ndj/N(N:内部格子点の数)より決定するものである。これは格子点で,そのまわりの画積S2の正方形の区域(セル)を代表させているものである。この報告では推定値の誤差について理論的に検討した。対象地の境界線が通るセルにおいて,格子点が対象地の内部にあるものをC, 外部にあるものをC'とし,セルCでは対象地の外部にある面積 Aa,セルC'では対象地の内部にある面積A1',またC, C'内の境界線の中点の到達距離db,db'などを測定し, E[dm]0=(S2∑Ndj-∑CAadb+∑C'Ai'db')/Aにより (A:開発対象地の面積),より精度のよい推定値が得られる。
収録刊行物
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- 日本林學會誌
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日本林學會誌 69 (4), 146-151, 1987
日本森林学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206359784064
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- NII論文ID
- 110002841313
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- NII書誌ID
- AN00198561
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- ISSN
- 21858195
- 0021485X
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- NDL書誌ID
- 3135291
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可