安定性を前提とした場合の腕関節部接地式森林作業機械の消費エネルギーの解析

書誌事項

タイトル別名
  • Working efficiency of a remodeled excavator having an extensible arm mounted on a small ground undercarriage assuming that the minimum operational stability required of the excavator is secured
  • アンテイセイ オ ゼンテイ ト シタ バアイ ノ ウデ カンセツブ セッチシキ シンリン サギョウ キカイ ノ ショウヒ エネルギー ノ カイセキ

この論文をさがす

説明

既報で提案された,エクスカベータを改良した腕関節部接地式森林作業機械(肘つき型作業機械)の力学モデルを用いて,安定性の確保を前提とした場合のエネルギー消費を,接地部の台車の車輪に働く転がり抵抗あるいは駆動力を考慮して考察した。まず,モデル式を吟味して,関節に与えるモーメントは,おおむね腕を押し付ける向きに力を加えると接地部の抗力が高まり,車体の転倒に対する安定性が増大することを証明した。つぎに,各小腕のモーメントを調節して安定性を確保することを条件として,接地部抗力の基準値,接地部の車輪にかかる転がり抵抗あるいは駆動力を変化させて,斜面下部から林道端まで荷物を引き上げる作業によるエネルギー消費量を計算した。その結果,接地部の車輪の転がり抵抗がエネルギー消費に与える影響は小さいこと,車輪に駆動力を与えるとエネルギー消費が増大すること,および接地部の抗力は大きく与えた方がエネルギー消費の低減になることが明らかになった。

収録刊行物

参考文献 (7)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ