H型架線 (WY型架線)における静力学的研究 (II)

書誌事項

タイトル別名
  • The H-type (WY-type) cable crane system (II)
  • H型架線(WY型架線)における静力学的研究-2-H型架線設計上の諸問題
  • Hガタ カセン WYガタ カセン ニ
  • H型架線設計上の諸問題
  • Problems on planning for the H-type cable crane

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抄録

この報告では,前報で述べたものとまったく同様な,集材索が軌索と作業索とから成るH型架線を対象にし,設計法を与えるうえの諸問題を検討する。この架線では,軌索に関しては前報と同じ方法で操作するが,左右の案内索に関しては,軌索の方向によって変わるそれらの張力が,それぞれ最大時において一定の許容値をとるような長さで,定索長で操作されるものとする。まず支間条件,荷重条件が与えられたときの,案内索長,軌索方向によって変化する両結合点の位置係数,諸索の張力などを求める算定法を,前報の計算手順を用いて誘導した。ついでその計算結果から,計算諸量の変化の一般的傾向を明らかにするとともに,結合点の移動の軌跡から,集材の不可能な面積領域を算定し,支間条件などが変わる場合のその変化の状態を検討した。これらの検討から,H型架線設計上の主要な問題点については,その基本的な性格をほぼ明らかにしえたと考える.

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