H型架線 (WY型架線)における静力学的研究 (II)
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- 鈴木 正之
- 筑波大学農林工学系
書誌事項
- タイトル別名
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- The H-type (WY-type) cable crane system (II)
- H型架線(WY型架線)における静力学的研究-2-H型架線設計上の諸問題
- Hガタ カセン WYガタ カセン ニ
- H型架線設計上の諸問題
- Problems on planning for the H-type cable crane
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説明
この報告では,前報で述べたものとまったく同様な,集材索が軌索と作業索とから成るH型架線を対象にし,設計法を与えるうえの諸問題を検討する。この架線では,軌索に関しては前報と同じ方法で操作するが,左右の案内索に関しては,軌索の方向によって変わるそれらの張力が,それぞれ最大時において一定の許容値をとるような長さで,定索長で操作されるものとする。まず支間条件,荷重条件が与えられたときの,案内索長,軌索方向によって変化する両結合点の位置係数,諸索の張力などを求める算定法を,前報の計算手順を用いて誘導した。ついでその計算結果から,計算諸量の変化の一般的傾向を明らかにするとともに,結合点の移動の軌跡から,集材の不可能な面積領域を算定し,支間条件などが変わる場合のその変化の状態を検討した。これらの検討から,H型架線設計上の主要な問題点については,その基本的な性格をほぼ明らかにしえたと考える.
収録刊行物
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- 日本林學會誌
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日本林學會誌 69 (2), 49-58, 1987
日本森林学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206360799616
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- NII論文ID
- 110002841297
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- NII書誌ID
- AN00198561
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- ISSN
- 21858195
- 0021485X
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- NDL書誌ID
- 3122494
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可