ストマップ理解のためのトレーニング用胃ファントム(臨床技術)

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タイトル別名
  • Gastric Phantom for Training Beginners in Gastric Segment (Stomap) Recognition (Clinical Technology)

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抄録

胃バリウム撮影において,初学者や放射線技師を目指す学生にとって,透視中やX線写真上で病変の描出領域を素早く理解することは,見落としの少ない検査や患者の負担を軽減するためにも不可欠である^1^,^2^).しかし,実際には即座に描出部位を理解することは困難なことが多く^3^,^4^),現在までに胃ファントムと立体解剖の把握を容易にするための研究が少ないのが現状である^3^,^5^).一方,診療放射線技師教育では画像診断の基礎となる総合画像解剖学や,学生時代には技術よりも基礎を確実に習得させ,学ぶ姿勢を育てることが要求されており^6^),初学者や学生が胃バリウム検査の際,検査の基礎となる立体解剖の理解を支援するための教育用ファントムが必要であると考えられる.そこで今回,われわれは胃の三次元的な解剖の理解を向上させることを目的として,ストマップ^7^,^8^)を展開した安価で簡便なトレーニング用胃ファントムを開発した.

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