旋尾線虫幼虫type Xの関与が示唆されたホタルイカ生食後に著明な胃壁肥厚を呈した1例

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  • A case of gastric hypertrophy after ingestingraw firefly squid probably due to type x larvae of the suborder spirurina involvement

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症例は52歳,男性.ホタルイカを生食したところ翌日より腹痛が出現し,亜腸閉塞状態と診断のうえ入院となった.入院後,腹部CT検査にて胃前庭部の著明な壁肥厚が確認された.上部消化管内視鏡検査で胃体下部より前庭部の大彎側のなだらかな隆起性病変を認め,超音波内視鏡で粘膜下層を主体とした壁肥厚と確認された.抗旋尾線虫幼虫type X抗体が第16病日に陽性となり,旋尾線虫幼虫type Xの関与した胃壁肥厚が示唆された.

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