原発性副甲状腺機能こう進症に合併したひ穿破をきたしたすい仮性嚢胞の1例

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タイトル別名
  • A case of pancreatic pseudocyst penetrating into the spleen associated with primary hyperparathyroidism

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抄録

症例は52歳,男性. 心窩部不快感を主訴に来院. 精査で副甲状腺機能亢進症に合併した慢性膵炎にともなう膵仮性嚢胞と診断した. 入院中突然に腹痛を認め,CTで嚢胞の脾穿破を認めた. 手術は膵体尾部脾切除,胃部分切除,副甲状腺腫瘍摘出術を施行した. 主膵管は膵石により閉塞しており,膵液のドレナージ不良のため膵仮性嚢胞が脾穿破を来したと考えられた. また病理学的検索で副甲状腺機能亢進症と慢性膵炎の関連が示唆された.

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