書誌事項
- タイトル別名
-
- New therapeutic strategy for patients with Crohn's disease using of adalimumab
この論文をさがす
抄録
アダリムマブ(ADA)は初回160mg,2週間後に80mgを皮下注射して寛解導入し,有効例では4週目から40mgを2週間隔ごとに継続して寛解を維持する.インフリキシマブ(IFX)治療歴にかかわらずADAの有効性が認められるが,IFX治療歴のない抗TNF製剤ナイーブ例では,より寛解率が高い.二次無効では40mg毎週投与や80mg隔週投与が有用である(本邦未承認).臨床的寛解のみならず粘膜治癒も含めた完全寛解(deep remission)を治療目標とし,小腸に多数の縦走潰瘍を有する例や,大腸でも広範な深い縦走潰瘍を認める場合など,予後不良が予測されるクローン病には,罹患期間2年未満での早期ADA治療介入が望ましい.<br>
収録刊行物
-
- 日本消化器病学会雑誌
-
日本消化器病学会雑誌 109 (3), 370-377, 2012
一般財団法人 日本消化器病学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001206398506496
-
- NII論文ID
- 10030310579
-
- NII書誌ID
- AN00192124
-
- COI
- 1:STN:280:DC%2BC383psVajtg%3D%3D
-
- ISSN
- 13497693
- 04466586
-
- PubMed
- 22398901
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- PubMed
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可