書誌事項
- タイトル別名
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- Glucagon-like peptide-2 -its physiological effect on gut-
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抄録
Glucagon-like peptide-2(GLP-2)は33のアミノ酸で構成されるプログルカゴン由来ペプチドのひとつで,腸管内分泌細胞(L細胞)で生成される.G蛋白共役受容体に結合し,そのシグナル伝達は受容体発現細胞内のみならず,インスリン様成長因子(insulin-like growth factor;IGF-1)や迷走神経線維を介し全身に広く及ぶと想定される.小腸粘膜増殖・消化吸収の促進・粘膜バリアの維持など多彩な作用で腸管機能の恒常性に寄与し,現在,短腸症候群を中心にアナログ製剤の実用化が期待されている.本稿ではGLP-2の生理作用や臨床応用の現況,今後の課題について概説する.<br>
収録刊行物
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- 日本消化器病学会雑誌
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日本消化器病学会雑誌 108 (4), 564-574, 2011
一般財団法人 日本消化器病学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206398580224
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- NII論文ID
- 10030296859
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- NII書誌ID
- AN00192124
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- ISSN
- 13497693
- 04466586
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可