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- 岩男 泰
- 慶應義塾大学包括先進医療センター
書誌事項
- タイトル別名
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- Immunomodulator therapy for maintenance of remission in Crohn's disease
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説明
Crohn病(CD)は若年者に好発する難治性疾患であり,再燃緩解を繰り返して長期の経過をたどるため,緩解導入後の維持療法は重要である.免疫調節剤が保険適応になり,CD治療における選択肢が広がった.CDの緩解維持療法として高いエビデンスを有するが,骨髄抑制をはじめとする副作用も一定の割合で発生する.副作用の可能性を十分に説明し,同意を得てから投与する必要がある.白血球数など血液データをモニタリングしながら,少量から開始し徐々に増量する.有効例では3∼4年間の継続投与を行う.免疫調節剤の薬物動態の解明が進んでおり,有効性の向上,副作用防止などテーラーメード医療の実践が期待される薬剤である.<br>
収録刊行物
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- 日本消化器病学会雑誌
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日本消化器病学会雑誌 105 (5), 659-668, 2008
一般財団法人 日本消化器病学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206399202048
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- NII論文ID
- 10021271265
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- NII書誌ID
- AN00192124
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- ISSN
- 13497693
- 04466586
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可