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タイトル別名
  • Diagnosis and treatment of insulinoma
  • <B>—診断と治療の現況—</B>

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インスリノーマは, 低血糖を来す膵内分泌腫瘍であり, 多発性, 悪性である頻度が少ないことから他の膵内分泌腫瘍に比し, 予後良好である場合が多い. しかし, 腫瘍のサイズが小さいことが多く, 術前に正確に局在を診断することは必ずしも容易ではない. 治療は腫瘍切除が原則であるが, 悪性インスリノーマに対する治療法は確立されていない. 本稿では, 存在診断に対する絶食グルカゴン試験, 人工膵臓を用いたグルコースクランプ法, 局在診断におけるASVSの有用性および多発性肝転移例におけるSMANCS療法の試みを中心にインスリノーマの診断と治療の現況につき概説した.

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