書誌事項
- タイトル別名
-
- Pathophysiology of NASH
この論文をさがす
説明
非アルコール性脂肪肝炎 (NASH) はアルコール非摂取者において肥満, 糖尿病などを基礎疾患として発症する肝障害の概念であり, 脂肪沈着を呈する肝小葉に炎症性細胞浸潤, 肝細胞変性や線維化所見が合併し, 肝硬変まで進展しうる病態である. NASHの発症機序として, 脂肪肝を基盤とし, そこにさまざまな障害要因 (second hit) が加わることで脂肪肝炎発症に至るとするtwo hit theoryが提唱されている. Second hitとしては, 酸化ストレス, ミトコンドリア障害, サイトカインなど多くの因子が報告されているが, 未知の部分も多い. NASHは高率にインスリン抵抗性およびレプチン抵抗性をともない, インスリンおよびレプチン抵抗性を基盤としてNASHの病態が形成されることは, NASHがメタボリックシンドロームと不可分の関係にあることを示している.
収録刊行物
-
- 日本消化器病学会雑誌
-
日本消化器病学会雑誌 101 (11), 1194-1203, 2004
一般財団法人 日本消化器病学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001206400058880
-
- NII論文ID
- 10014292099
-
- NII書誌ID
- AN00192124
-
- COI
- 1:STN:280:DC%2BD2crpslequg%3D%3D
-
- ISSN
- 13497693
- 04466586
-
- PubMed
- 15570867
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- PubMed
- CiNii Articles
- KAKEN
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可