膵動静脈奇形による難治性十二指腸潰瘍の1例

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  • A case of an intractable duodenal ulcer associated with a pancreatic arteriovenous malformation

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抄録

<p>62歳,男性.心窩部痛の精査で十二指腸潰瘍を認め,プロトンポンプ阻害薬を投与されたが効果なく紹介となった.潰瘍は灰白色で,潰瘍底に線維化が目立った.造影CT検査で膵頭部に蛇行拡張した血管構造を認め,膵動静脈奇形(膵AVM)が疑われた.血管造影検査を行い膵AVMと診断した.最終的に膵AVMにともなう十二指腸潰瘍と診断し,膵頭十二指腸切除術を行った.難治性十二指腸潰瘍の原因に膵AVMも考慮すべきである.</p>

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