ラナンキュラス葉化病(新称)の発生とphytoplasmaの検出

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  • Occurrence of Ranunculus Phyllody in Japan and Detection of Its Phytoplasma.
  • Occurrence of Ranunculus Phyllody in J

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抄録

1994~1996年,神奈川,群馬,千葉の各県で栽培されていたラナンキュラス(Ranunculus asiaticus L.)で葉化症状を示す株の発生を認めた。栄養生長期には外見健全株と差はなく,開花期以降に柱頭が突出し,花器中心部から花器全体が緑色となり,葉化症状を呈した。病株の花茎他からの試料を電子顕微鏡観察したところ,篩部維管束内にphytoplasmaが観察された。Namba et al. (1993)のプライマーセットを用い, PCR増幅したところ病株からの試料で1.3と0.75kbpのDNAが増幅された。これらのことから,本症状はphytoplasmaによるものと考え,ラナンキュラス葉化病(新称)を提案した。

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参考文献 (12)*注記

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