Specific Detection of the Rakkyo Strain of Tobacco Mosaic Virus by Reverse Transcription and Polymerase Chain Reaction.

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  • 逆転写-ポリメラーゼ連鎖反応法によるタバコモザイクウイルスラッキョウ系統の特異的検出
  • Specific Detection of the Rakkyo Strain

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逆転写-ポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR)法を用いてタバコモザイクウイルスラッキョウ系統(TMV-R)を特異的に検出する方法を確立した。TMV-Rの塩基配列をもとに,2組のプライマー(1Pおよび1MとRS1およびRS2)を合成した。精製した6系統(TMV-R, TMV-OM, TMV-U1, TMV-L, TMV-P, TMV-Ib)のタバモウイルスRNAを鋳型にして,RT-PCRを行ったところ,1Pおよび1Mのプライマーを用いた場合,全系統からDNAの増幅が観察されたが,RS1およびRS2のプライマーを用いた場合は,TMV-RでのみDNAの増幅が観察された。また,感染葉からの全核酸を鋳型にしてRT-PCRを行った場合も,同様な結果が得られた。さらに,RS1およびRS2のプライマーを用いて,宮崎県の圃場から採集された萎縮症状を呈したラッキョウについて検討した結果,5サンプルのうち4サンプルからTMV-Rが検出され,RT-PCR法がTMV-Rの特異的検出に有効な方法であることが明らかとなった。

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