上部消化管内視鏡検査後に脱出臓器が還納され,待期的手術が可能となったMorgagni孔ヘルニアと食道裂孔ヘルニア併存の1例

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  • A case of combined Morgagni and esophageal hiatal hernias successfully repaired by endoscopy and laparoscopy

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抄録

<p>症例は87歳女性.4カ月持続する食後のつかえ感に加え,突然の嘔吐と黒色吐物を認め当院受診.胃,十二指腸,横行結腸が脱出したMorgagni孔ヘルニアと食道裂孔ヘルニアを認めた.上部消化管内視鏡検査後に胃十二指腸は還納し,食後のつかえ感は消失した.後日ヘルニア修復術施行.患者は胸部打撲を含む複数回の転倒歴を有し,経時的な胸部X線の経過からヘルニア形成の過程を追えたまれな1例を経験した.</p>

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