Naringin in the Natsudaidai Fruit

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  • 夏蜜柑果肉中のナリンギン
  • ナツミカン カニク チュウ ノ ナリンギン

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加熱による夏蜜柑の苦味増加の原因を,明らかにするために実験を行なった結果,(1) 果肉のナリンギンの40~70%が不溶型である。(2) 加熱により不溶型ナリンギンが可溶化することを,Davis法,紫外部吸収スペクトルおよびペーパークロマトグラフィーを用いて確かめ,苦味増強が溶解型ナリンギンの増大によることを明らかにした。(3) 果肉を60~65℃で8分間処理すれば,肉質をそこなうことなく全ナリンギンの90%を可溶化できることを確めた。

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