カリン中ポリフェノール画分による新型インフルエンザウイルスの感染抑制効果
書誌事項
- タイトル別名
-
- Antiviral Activity of Chaenomeles Sinensis Against Influenza A/Chiba/1001/2009 (H1N1) pdm Virus
- カリン チュウ ポリフェノール カクブン ニ ヨル シンガタ インフルエンザウイルス ノ カンセン ヨクセイ コウカ
この論文をさがす
抄録
我々は,カリン(Chaenomeles sinensis)中の高分子ポリフェノールの季節性インフルエンザウイルス A/Udorn/ 307/72 (H3N2)に対する感染性中和活性および赤血球凝集抑制効果を既に報告している.<BR> カリン中の活性画分CSD3を用いて,新型インフルエンザウイルス A/Chiba/1001/2009 (H1N1) pdm に対する赤血球凝集抑制活性および感染性中和活性を評価したところ,5 μg/ml のCSD3で処理したウイルスは赤血球凝集価が約1/2に,感染性が約1/10に減少することが明らかになった.250 μg/mlの処理では感染価は1/3 000に減少したこれらの結果は,カリン中の抗インフルエンザウイルス活性成分は,H1N1新型インフルエンザウイルスに対しても有効であることを示す.更に,赤血球凝集価の減少以上に感染性が減少したことからウイルス吸着段階以降における抑制作用の存在が示唆された.
収録刊行物
-
- 日本食品科学工学会誌
-
日本食品科学工学会誌 58 (10), 496-498, 2011
公益社団法人 日本食品科学工学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001206407512448
-
- NII論文ID
- 10029839209
-
- NII書誌ID
- AN10467499
-
- ISSN
- 18816681
- 1341027X
-
- NDL書誌ID
- 11268809
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可