生食用ジャガイモ品種の低温貯蔵による糖含量の増加特性
書誌事項
- タイトル別名
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- The Effect of Low-temperature Storage on the Sugar Content of Table Potato Cultivars
- セイショクヨウ ジャガイモ ヒンシュ ノ テイオン チョゾウ ニ ヨル トウ ガンリョウ ノ ゾウカ トクセイ
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抄録
生食用ジャガイモ品種の低温貯蔵による糖増加特性を解析した.品種によって糖の増加程度が異なること,特に「インカのめざめ」「インカのひとみ」は長期低温貯蔵で糖が顕著に増加することが明らかとなった.増加した糖組成の解析から「インカのめざめ」は「ショ糖増加型」,「キタアカリ」は「還元糖増加型」,「ノーザンルビー」は両タイプの中間的な特性を持つ品種であることがわかった.「インカのめざめ」においては,二地点の圃場で収穫された塊茎でも同一カ所の低温貯蔵で1ヶ月以降同程度の糖増加が見込めること,低温貯蔵出庫後,室温におくと1週間程度で増加した糖の40%弱が,1ヶ月後までには50∼70%強が消失すること,1週間後までに室温から低温に戻せばその後3週間程度で出庫時の80%程度まで糖量を回復できることが明らかとなった.
収録刊行物
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- 日本食品科学工学会誌
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日本食品科学工学会誌 62 (1), 50-55, 2015
公益社団法人 日本食品科学工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206408168192
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- NII論文ID
- 130004779810
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- NII書誌ID
- AN10467499
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- ISSN
- 18816681
- 1341027X
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- NDL書誌ID
- 026027167
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可