溶融分散冷却法による脂肪酸類を用いたヘム鉄粒子のマイクロカプセル化

書誌事項

タイトル別名
  • Microencapsulation of Hem Iron Particles by Fatty Acids Using Dispersion Cooling Method
  • ヨウユウ ブンサン レイキャクホウ ニ ヨル シボウ サンルイ オ モチイタ ヘムテツ リュウシ ノ マイクロカプセルカ

この論文をさがす

抄録

可食性疎水材料である脂肪酸類を用いて,鉄分補給用機能性素材ヘム鉄粒子のマイクロカプセル化を溶融分散冷却法により試み,以下のような結果を得た.<BR>(1)マイクロカプセルの微粒化には,(S/O)滴調製時攪拌速度と分散安定剤としてのCSの添加が大きく寄与した.<BR>(2)分散安定剤種はマイクロカプセル構造に影響を及ぼし,MC添加では多核型,CS添加では単核型のマイクロカプセル構造となった.<BR>(3)マイクロカプセル化効率及び含有率は,CS添加の場合で,どの脂肪酸種の場合も良好となった.<BR>(4)マイクロカプセル化によって黒色遮蔽性は向上したが,白色度を保つためには含有率に限界値があった.<BR>(5)マイクロカプセル化によって耐水性は著しく向上した.

収録刊行物

参考文献 (16)*注記

もっと見る

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ