蛍光指紋計測によるマンゴーの産地判別
-
- 中村 結花子
- 東京大学大学院農学生命科学研究科
-
- 藤田 かおり
- 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所
-
- 杉山 純一
- 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所
-
- 蔦 瑞樹
- 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所
-
- 柴田 真理朗
- 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所
-
- 吉村 正俊
- 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所
-
- 粉川 美踏
- 東京大学大学院農学生命科学研究科
-
- 鍋谷 浩志
- 東京大学大学院農学生命科学研究科 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所
-
- 荒木 徹也
- 東京大学大学院農学生命科学研究科
書誌事項
- タイトル別名
-
- Discrimination of the Geographic Origin of Mangoes Using Fluorescence Fingerprint
- ケイコウ シモン ケイソク ニ ヨル マンゴー ノ サンチ ハンベツ
この論文をさがす
抄録
蛍光指紋による非破壊・非接触の産地判別技術を開発するため,台湾産・宮崎産・沖縄産マンゴーの果皮および果肉の蛍光指紋を計測した.正準判別分析を行い,蛍光指紋から産地を推定する判別基準を得た.<BR>(1) バリデーションの誤判別率は,2010年度データのみを解析した場合は 3.2~19.2%,2010年度および 2011年度データを合わせて解析した場合は 7.7~13.6%であった.<BR>(2) 励起波長260~290nm,蛍光波長 340~360 nm の範囲にある波長条件が共通していることから,マンゴーの産地判別にはこの波長帯の蛍光情報が大きく寄与していると示唆された.<BR>(3) 果皮を測定する場合において果肉の場合よりも低い誤判別率が得られたことから,果皮の方が果肉よりも判別に適していることが分かった.<BR>以上より,蛍光指紋が実用的な産地判別技術として有効である可能性が示唆された.
収録刊行物
-
- 日本食品科学工学会誌
-
日本食品科学工学会誌 59 (8), 387-393, 2012
公益社団法人 日本食品科学工学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001206409550080
-
- NII論文ID
- 10030963913
-
- NII書誌ID
- AN10467499
-
- ISSN
- 18816681
- 1341027X
-
- NDL書誌ID
- 023868737
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可