ウナギ卵・仔魚の飼育における銀イオンの添加:毒性と抗菌作用

書誌事項

タイトル別名
  • Toxicity and antibacterial activity of silver ions in the rearing water of Japanese eel eggs and larvae
  • ウナギタマゴ シギョ ノ シイク ニ オケル ギン イオン ノ テンカ ドクセイ ト コウキン サヨウ

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説明

ウナギ卵の孵化と仔魚の生残,成長に及ぼす銀イオンの影響を調べた。硝酸銀の濃度 0.1 mg/L 以上で孵化率は低下したが,仔魚の生残率は 1 mg/L でも 24 時間は 0 mg/L の対照区と変わらなかった。抗菌作用は 1 mg/L 以上で認められた。最大 1 mg/L の硝酸銀を水に 1 日 4 回添加し仔魚を飼育すると,飼育槽壁面の生菌数は銀添加区で有意に低かった。しかし,飼育水中の生菌数は銀添加区も対照区も差がなかった。長期飼育では,60 日齢まで添加区の生残率は対照区より有意に高く,銀添加の効果が認められた。<br>

収録刊行物

  • 日本水産学会誌

    日本水産学会誌 75 (5), 786-792, 2009

    公益社団法人 日本水産学会

参考文献 (54)*注記

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