広島湾マガキ Crassostrea gigas の成長および排糞に対する養殖密度の影響

書誌事項

タイトル別名
  • Effects of culture density on the growth and fecal production of the oyster Crassostrea gigas
  • ヒロシマワン マガキ Crassostrea gigas ノ セイチョウ オヨビ ハイフン ニ タイスル ヨウショク ミツド ノ エイキョウ

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抄録

カキの生理を表す数値モデルを構築し,これにカキ養殖筏内外の海水交換を与え,養殖密度がカキの成長と排糞に与える影響を検討した。カキ 1 個体の生長量は養殖密度が低い方が良いが,筏 1 台あたりのカキ生産総量は 850 連 Raft-1 が最も良かった。排糞量は 1 個体あたりでは養殖密度が低い方が多かったが,筏 1 台あたりでは 950 連 Raft-1 が最大となった。今回の結果からは,底質の有機汚濁について特に考慮せず,高いカキ生産量を得るのであれば,広島湾の環境条件では 850 連 Raft-1 が最適であると結論された。<br>

収録刊行物

  • 日本水産学会誌

    日本水産学会誌 75 (2), 230-236, 2009

    公益社団法人 日本水産学会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (31)*注記

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