山口県東部の馬島沿岸におけるカシパン類とアマモの種間関係

書誌事項

タイトル別名
  • Interspecific relationship between sand dollars and Zostera marina on the coast of Mashima Island, eastern Yamaguchi Prefecture
  • ヤマグチケン トウブ ノ マシマ エンガン ニ オケル カシパンルイ ト アマモ ノ シュカン カンケイ

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説明

山口県馬島沿岸でのアマモとカシパン類の種間関係を明らかにするため,春期に分布調査を実施した。ハスノハカシパンはアマモが低密度の区画で 30 個体/m2 と高い密度で生息し,アマモが 200 株/m2 の区画では 4 個体/m2 であった。春~夏に水槽内同居実験を実施したところ,ハスノハカシパンとスカシカシパンはアマモを移植していない場所に多く出現した。また,アマモへの接触は認められたが,倒して枯死させることはなく,草体は順調に生育した。以上のことから,両種とアマモの分布域をめぐる種間関係は中立であると考えられた。<br>

収録刊行物

  • 日本水産学会誌

    日本水産学会誌 74 (5), 816-826, 2008

    公益社団法人 日本水産学会

参考文献 (26)*注記

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