徳島産および韓国産ハモの体成分の比較

  • 岡﨑 孝博
    徳島県立農林水産総合技術支援センター水産研究課
  • 吉本 亮子
    徳島県立工業技術センター
  • 上田 幸男
    徳島県立農林水産総合技術支援センター水産研究課
  • 浜野 龍夫
    徳島大学大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部

書誌事項

タイトル別名
  • Comparison of proximate compositions of the pike-conger <i>Muraenesox cinereus</i> between Tokushima, Japan and Korea
  • トクシマサン オヨビ カンコクサン ハモ ノ カラダ セイブン ノ ヒカク
  • Comparison of proximate compositions of the pike-conger Muraenesox cinereus between Tokushima, Japan and Korea

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説明

価格差の要因を明らかにするために,徳島産および韓国産ハモの体成分を分析した。韓国産の脂質含量(7.7~10.4%)は,徳島産(1.4~3.0%)に比べて顕著に高かった。呈味に関与する遊離アミノ酸の含有量に有意差は見られなかった。体重 0.3~0.8 kg の雌で比較したところ,韓国産は肥満度および比肝重量が高く,産卵期にすべて未成熟であったが,徳島産の一部は成熟していた。韓国産は,より低水温域に生息し,成熟開始年齢が高く,脂質を多く蓄えるため,旨味が強く,より高値で取引されると推察された。<br>

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参考文献 (1)*注記

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