日本産アマモ <i>Zostera marina</i> の分布南限群落における季節的消長と光合成特性

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タイトル別名
  • Phenology and photosynthetic characteristics of a Japanese seagrass <i>Zostera marina</i> at the southern end of its distribution in the northwestern Pacific
  • 日本産アマモZostera marinaの分布南限群落における季節的消長と光合成特性
  • ニホンサン アマモ Zostera marina ノ ブンプ ナンゲン グンラク ニ オケル キセツテキ ショウチョウ ト コウゴウセイ トクセイ
  • Phenology and photosynthetic characteristics of a Japanese seagrass Zostera marina at the southern end of its distribution in the northwestern Pacific

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抄録

鹿児島湾の日本産アマモ分布南限群落で群落の垂直分布構造と季節変化,光合成活性を明らかにした。群落は水深 2~2.5 m に見られ,草体は冬から春に伸長し,夏までに枯死流失した。純光合成速度は 20℃ で最高値を示し,12~24℃ で最高値と有意差がなかった。一方,28℃,32℃ では呼吸速度が増加し,純光合成速度は有意に低下した。光化学系IIの電子伝達速度は 30℃ で最高値を示し,それ以上で減少した。生育地の個体では電子伝達の阻害は見られないが,呼吸速度の増加で純光合成速度は低下する環境と考えられた。<br>

収録刊行物

  • 日本水産学会誌

    日本水産学会誌 78 (4), 692-704, 2012

    公益社団法人 日本水産学会

被引用文献 (12)*注記

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参考文献 (66)*注記

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